ルーキーに関するスローンの記事

スローンはルーキーを試合に出すのが嫌いと言われているが、そうではない、と本人。

「ルーキーを出場させることはできないと思ったことは一度もない。
 ただ時々、我々がやろうとしていることに彼らがついていけないことはある。
 自分がここに来て以来ずっと、UTAにはとても確立されたチームがあったからね」


1983年以来ドラフトでTOP10以内に指名した選手がデロンとヘイワードのみで、
ほとんどがNBAですぐプレイできる選手ではなかったのもそう言われる要因ではないかと。
「我々が得てきたのは、上位指名の選手ではなかった。
 デロンの時まで、TOP10ピックを持ったことがなかったんだ」


その結果、スローン曰くUTAのルーキーは
「向上するためにたくさんのハードワークをしなければいけない選手」だと。

「ルーキーを試合に出したくないなんていうことはなかったよ。
 UTAでは、ルーキーは自分のポジションを与えてもらうのではなく、自分でそれを手に入れないといけない。
 だから誰もが私のことをそう思っているんだろう」

「ルーキーたちを認めないなんてことはない。
 もし彼らが、プレイの仕方がわかっていて、やるべきことをやるやり方を学んだなら、何も問題はないよ」


ヘイワードがここまで平均11.5分のプレイタイムを記録しているのがその証明だと。

ヘイワード
「毎日ハードワークをして自分の仕事をしている。
 もちろん、怪我で欠場者が何人か出たことが自分に機会を与えてくれたというのはある。
 でも、ずっとハードワークしているのが一番だと思う」

ヘイワードは、スローンがルーキーに偏見があると言われていることを知らなかったそう。
「それは聞いたことがなかった。ただ興奮していたんだ。
 みんなこういう感じだった。“たくさんのことが学べる殿堂入り確実なコーチのところに行くんだね”って。
 だから自分もそういうふうに考えていた。
 先入観を持たずにここに来たんだ。ハードワークする準備をして」


この態度が、ヘイワードがここまでに得た成功のキーかもしれないと。
ACのコービンのコメント
「とにかく全てのプレイで必死に頑張る。それがコーチが求めていることだ。
 必死に頑張って、一生懸命走って、同じ間違いは二度としないように努力して、落ち着いて学び続けるんだ」


ホーナセックは、UTAのシステムがルーキーがインパクトを残すことを難しくしていると。
「ジェリーはルーキーに厳しいわけじゃない。ただ、厳しくあろうとしているんだ。
 それを早く理解しないといけない」

「彼らは正しいパスをしなければならない。
 自分のシュートチャンスでないなら、すぐにパスを回さないといけない。
 ルーキーはこれらを学ぶのに時間がかかるんだ。
 これがたぶん、ジェリーがルーキーに厳しいと言われている原因だと思う」

「彼はこういう感じなんだ、“わかった、我々がやっていることを理解するまで試合には出さないぞ”って。
 これは、その選手がルーキーだからというわけじゃないと思う。
 単純に、彼らがまだ物事を理解していないということなんだ」


スローンがコーチになって以来
ルーキーシーズンのプレイタイムが多かった選手トップ5(トータルPTと平均PT)

1. Deron Williams   2005-06 2,307 28.8
2. Andrei Kirilenko   2001-02 2,151 26.2
3. Wesley Matthews 2009-10 2,025 24.3
4. Blue Edwards     1989-90 1,889 23.0
5. Paul Millsap      2006-07 1,472 18.0


元記事 http://www.sltrib.com/sltrib/jazz/50983381-87/sloan-jazz-rookies-rookie.html.csp